第34回定期総会
2011年度 活動方針を決定、湯元健治氏が記念講演 |
| 協会は2月20日、第34回定期総会を岐阜会館で開催し、予定していた4議案を全て採択した。議事終了後、株式会社日本総合研究所理事の湯元健治氏が「スウェーデン・モデル―日本は何を学べるか―」と題して講演した。 |
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総会は竹田理事の司会で進行、はじめに平田会長が「昨年行った受診実態調査で窓口負担が高いために受診できない患者さんがいるという問題が明らかになった。いわゆる医療崩壊とか地域医療が崩れつつあるという問題に対しては、医療費抑制政策の打開が第一であると考える。政治家の皆さんには、日本の医療をどうして行くか基本的な政治の方向付けをはっきりさせていただきたい。そのために医療の問題点を知らせてゆきたい」と挨拶した。続いて全国保険医団体連合会副会長で愛知県保険医協会副理事長の小林武氏、岐阜県歯科医師連盟副会長の河村泰宏氏、衆議院議員橋本勉氏がそれぞれ祝辞を述べた。
議事は松本俊廣氏が議長を務め進められた。2011年度活動方針を大島副会長が提案、2010年度決算報告を浅井理事、これに対する監査報告を中嶌監事が行い、引き続き浅井理事が2011年度の予算を提案した。これら議案はそれぞれ承認された。
最後に篠田副会長が総会決議を提案、患者窓口負担軽減、保険診療に係る指導の改善など六項目について決議した。
記念講演-スウェーデンは高福祉と経済成長が両立
議事終了後、日本総合研究所理事の湯元健治氏が「スウェーデン・モデル―日本は何を学べるか―」と題して講演した。講師はスウェーデンの強さの秘訣はたゆまぬ構造改革の努力が行われていることであると強調した。強い経済、強い財政、強い社会保障は黄金の三角形と呼ばれる政策で、この実現によって高い国際競争力を有すると同時に所得再配分により格差も小さくすることに成功している。高福祉と経済成長を両立させるために、国際的なオープン・エコノミーと健全な財政運営、ビジネス・インフラの整備、研究開発、女性の労働参加、雇用の安心、教育の充実などの政策がなされていると紹介した。ただし、医療については、患者負担は安いがアクセスが悪く、日本人から見るとスウェーデンの医療は学べないと述べた。
今の日本は改革なくして成長なしということは明らか。スウェーデンとは国民意識の差など違いがあるが学べる点は多く、特にスウェーデンでは政治や国に対する信頼感が高いことが特徴的で日本においても重要な点であると述べた。
懇親会-和やかに交歓
懇親会は永田理事の司会で進められ、岐阜県議会議員大須賀しずか氏、協会顧問弁護士神谷慎一氏が参加し祝辞を述べた。新年度へ向けての抱負をスピーチする役員などもあり和やかに歓談した。特に記念講演講師の湯元氏には常に人だかりがあり、意見交換を求める参加者が後を絶たなかった。
(岐阜県保険医新聞2011年3月10日号)
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