
新しい年にあたり、会員の皆様方には心を新たに、多くの夢を胸に抱き、新年を迎えられておられることとお慶び申し上げます。
昨年3月の大震災、津波、そして併せて起こった原発事故は被災地の方々にはその甚大さを知るにつけ、痛切なお見舞いをとしか言葉が出てきませんでした。大きな悲しみと将来への放射線汚染への不安をかかえ、この衝撃がまだ覚めやらないままに年を越え、いや今後数十年と続くでしょう。
協会においても多くの方々の貴重な義援金を保団連を通じて被災者へ送り届けることができ、厚く御礼申し上げます。
災害、汚染への国の対策、復興への道筋などが混迷する中、またもや首相の交代、多くの課題のある中で、私たちが望む医療の改善が遠のく不安を拭うことはできません。復興のために犠牲とするのではなく、むしろこれを機に医療の大切さを浮き彫りにさせる運動が必要と思います。
政府の掲げる「社会保障と税の一体改革」については、国民の健康と「幸福度」を高める方向であってほしいものです。また中身が今ひとつ内容不明のTPPについても心配される日本の医療、50年以上維持してきた国民皆保険制度を崩壊させないことに注視していく必要があるでしょう。
年末に畑村洋太郎氏の著書である「『想定外』を想定せよ-失敗学からの提言」をAudio bookで聴きました。
当たり前のことであるが、これからも一医療人として自らの足許を見つめ、仕事を続けていきたい。
皆様方にとっても、今年こそ良き年であらんことを願いつつ。
(2012年1月、新年の挨拶)
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