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医科研究会
  • 医科研究会は日常診療の一助となるよう幅広い分野からテーマを設け、会員の要望にこたえます。
  • スタッフの参加が可能な研究会を企画しております。
  • 医科歯科合同研究会は、医科歯科一体の協会の特徴を生かし、共通のテーマで開催します。

医科研究会

「心房細動治療 UPDATE」

 近年、心房細動治療は、エビデンスの蓄積と新たな治療法の登場により大きく様変わりしてきています。第一に、心房細動が脳梗塞の大きな要因であり抗凝固療法がその予防に重要な役割を担うことが示されました。抗凝固療法には従来ワーファリンが広く用いられてきましたが、これに加えて経口抗トロンビン薬が使用可能となり治療の選択肢が広がっています。また、心房細動そのものの治療では、薬物療法の限界が認識される一方で、根治療法としてのカテーテルアブレーションが急速な進歩を遂げています。当院での治療経験をベースに2012年の心房細動治療について情報提供いたします。

   講 師  大垣市民病院循環器内科医長 森島逸郎氏
   と き  2月25日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階
     (岐阜市司町39-1 TEL058-264-2151)

医科研究会(2011年開催報告)
飛騨地区研究会

「医療安全と感染対策」

 院内感染対策は、医療安全の一つです。医療安全とは、一般にPatient Safety(患者安全)と称されますが、私は、いつもStaff Safety(職員安全)を加え、両輪で院内活動を行っています。Staff Safetyは、Family Safety(家族安全)にも繋がります。院内感染対策は、患者さんを守り、職員とそのご家族を守るという意識が大切と思われます。今回、そのような観点から、肺結核、流行感染症、針刺し事故の3つのテーマに絞り、病院での対策と医院・施設での対策を対比し、皆さんと御一緒に考えながらお話しをさせていただきます。

   講 師  高山赤十字病院副院長 西尾 優氏
   と き  12月10日(土) 午後2時~4時
   ところ  高山市民文化会館
   対 象  医師、看護師その他スタッフ
   備 考  医療安全管理・院内感染対策の研修会受講書を発行します。



「男性における排尿障害に関する最近の知見と治療薬の使い方」

 高齢化とともに、その多くの男性に排尿症状が出現するといわれる。男性における排尿障害の考え方も変わってきており、α1ブロッカー、5α還元酵素阻害剤、抗コリン剤、植物性製剤、漢方薬など多くの治療薬が登場してきている。悪性疾患も混在しており、初期診断の重要性も指摘される。こうした中で、臨床上、注意すべき点、治療の全般について、最近の考え方を踏まえて、アルゴリズムを作成し、治療方法について、述べさせていただきたい。

   講 師  西野クリニック院長 西野好則氏
   と き  11月20日(日) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

医師・歯科医師はもちろん、看護師・栄養士・ヘルパーさん等もご参加ください!

「常勤一人医師の在宅医療」

 当院は午前外来をおこなうも、13年間一貫として在宅医療を続け患者数はのべ1000名以上になる。常勤医師数は途中5年間は二人体制を敷くも基本的には一人であり、別に非常勤医師数名に手伝ってもらっている。今回は当院の現状をお話しするとともにどのように日々のスケジュールを立てているか、時間外待機の運営、当職員の役割りなどを説明し、さらに在宅医療の導入方法、終末期の対応法、実際の患者の意見に触れ、いかに一人で在宅医療を施行していくのがよいかを紹介する予定である。

   講 師  愛知県小牧市・サンエイクリニック院長 浅井真嗣氏
   と き  11月6日(日) 午後2時~4時
   ところ  ホテルグランヴェール岐山・2Fカルチャーホール
   対 象  医師・歯科医師・看護師・歯科衛生士・栄養士・薬剤師・ヘルパー
 その他医療スタッフ


「地域連携パスを用いた2型糖尿病最新治療戦略の展開」

 糖尿病患者における血糖コントロールはいまや血糖変動の少ない質のいいHbA1cを達成することが求められる時代となった。食後高血糖を主に抑え、単独治療で低血糖のほぼないインクレチン製剤はそれを実現するのに極めて有望な治療薬の1つである。しかし最新薬物治療戦略を専門医のみならず、地域全体の糖尿病診療のレベルアップにつなげるためには、糖尿病地域連携パスを用いた治療の普及・継続が重要であることは疑いない。

   講 師  岐阜大学大学院医学系研究科
  内分泌代謝病態学臨床教授  堀川幸男氏
   と き  9月24日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階
医師・歯科医師はもちろん、看護師・栄養士・ヘルパーさん等もご参加ください!

「認知症の理解とBPSD(周辺症状)対応のコツ」

 故郷岐阜の皆さんの認知症・脳卒中・うつ病の早期診断・早期治療を目的として開設された「おくむらクリニック」。
 ところが、「もの盗られ妄想」「暴言・興奮」「徘徊」などのBPSDに疲弊されたご家族が、遠方からも多く相談にみえます。一見すると不可解な認知症の多彩な症状。どう対応したらよいのかとまどってしまうBPSD。本講演では、認知症になってもご本人が天寿を全うし、ご家族の生活の質を高める、「認知症の捉え方・対応の仕方」を皆さんにお伝えします。

   講 師  おくむらクリニック院長  奥村 歩氏
   と き  8月28日(日) 午後2時~4時
   ところ  じゅうろくプラザ5階 大会議室
   対 象  医師・歯科医師・看護師・歯科衛生士・栄養士・薬剤師・ヘルパー
 その他医療スタッフ


「腹部大動脈瘤に対するステントグラフト治療」

 腹部大動脈瘤に対する低侵襲な治療として1990年代にステントグラフト治療(EVAR)が開発された。本邦でも2007年から企業製造のステントグラフトが認可されて後、EVARは急速に普及している。今回は主にEVARの適応について解説したい。必要条件としての解剖学的適応が重要であることは勿論であるが、果たして開腹手術とEVARのいずれを選択すべきかという臨床的適応が今後も論点でありつづけるだろう。

   講 師  大垣市民病院外科医長 杉本昌之氏
   と き  7月24日(日) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

「長引く咳の診断と治療」

 咳嗽が生死を左右することは少なく「たかが咳」と思われがちであるが、受診する患者にとっては睡眠障害や業務・生活に支障をきたし「されど咳」なのである。日本呼吸器学会では「咳嗽に関するガイドライン」を策定し、咳嗽の診断と治療が系統的に行えるよう配慮している。今回、ガイドラインの概要と、特にアトピー咳嗽、咳喘息の特徴・治療と、さらには東日本大震災で集団発生した夜間咳嗽について紹介したい。

   講 師  岐阜市民病院呼吸器科・腫瘍内科部長 澤 祥幸氏
   と き  6月4日(土) 午後2時~4時
   ところ  じゅうろくプラザ5階・小会議室1

「臨床医のための皮膚疾患診療最前線」

 皮膚疾患は病名が多く、分類も複雑で、わかりにくいとよく言われます。その中で、私どもが臨床医の先生方から多数ご紹介いただいている疾患は①湿疹・接触皮膚炎、②薬疹、③感染症、④皮膚腫瘍、⑤膠原病です。それぞれの疾患において、検査や治療法が少しずつ進歩してきています。実際に皮膚科専門医が診断・治療を行うプロセスを、皮膚疾患症例を紹介しながら、わかりやすく示したいと思います。

   講 師  岐阜大学大学院医学系研究科皮膚病態学教授 清島真理子氏
   と き  5月14日(土) 午後2時~4時
   ところ  じゅうろくプラザ5階・小会議室1


「エストロゲンから見た閉経後女性へのアプローチ」

 閉経後女性はエストロゲンの欠落により、いわゆる更年期障害だけでなく高脂血症、高血圧、骨粗鬆症など多くの生活習慣病を発症します。それぞれに対してさまざまな治療法・薬剤が開発されています。エストロゲン欠乏の観点からこれらの病態の理解と現在の女性ホルモン補充療法の役割について概説し、婦人科医以外でも使える女性ホルモン療法についても紹介します。

   講 師  岐阜大学大学院医学系研究科
  腫瘍制御学分野産科婦人科学教授 森重健一郎氏
   と き  4月30日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階


「日常診療における漢方薬の考え方と使い方」

 漢方に馴染みのない医師にとっては、漢方学的な疾患の捉え方、漢方薬の名前、効果の程度等よく解っていないのが現実であり、そのことが漢方薬の投与をためらう理由のひとつでもある。今回は、理解が不十分でも、ある程度の効果が得られる漢方薬を紹介し、また、慢性疾患において、漢方薬を処方したいときに、どう考えたらよいのか、漢方の理論と診察所見を照合し、初学者でも処方可能な漢方薬を紹介する。

   講 師  岐阜中央病院副院長兼内科部長 越路正敏氏
   と き  3月26日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階


「最近の内視鏡治療の実際(大腸を中心に)」

 内視鏡治療技術の発展は現在目覚ましいものがあります。polypectomyからEMR(内視鏡的粘膜切除術)へ、そしてESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が登場し、外科的治療に匹敵する治療効果が低侵襲で可能になり、内視鏡で治療できる病変が格段に増えました。また同じ治療でもいかに安全に行うかを追求して様々な工夫がされています。今回ESDなどの治療の実際を大腸中心に、食道、胃についても紹介させていただきます。

   講 師  馬渕消化器内科クリニック院長 馬渕信行氏
   と き  1月16日(日) 午後2時~4時
   ところ  じゅうろくプラザ 5階小会議室2

医科研究会(2010年開催報告)

「予防接種に関する最近の話題-新しいワクチンを中心に-」

 近年実用化されたワクチン、①インフルエンザ桿菌bワクチン(Hib)、②子宮頸がんワクチン(HPV)、③小児用7価肺炎球菌ワクチン(PCV7)、④細胞培養日本脳炎ワクチン(JEBIK-V)、⑤新型インフルエンザを包括した季節性インフルエンザワクチン、⑥23価肺炎球菌ワクチン(PPV23)再接種などについて、その概要と使い方およびMRワクチン・ムンプスワクチン・水痘ワクチンの有効性の評価などについて話題を提供したい。また成人のワクチンの考え方や海外渡航ワクチンについても言及したい。

   講 師  名鉄病院予防接種センター部長 宮津光伸氏
   と き  2010年11月20日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階


「ペインクリニック領域の最近の話題」

 難治性疼痛の保存的治療に関して、漫然と神経ブロックを行うだけでなく安全で効率的な戦略が求められている。薬物療法においては、最近新しく種々の薬物(抗うつ薬・抗てんかん薬・オピオイド)が導入され使用できる薬物のオプションが増えた。これらの薬物の臨床使用上のポイント(注意点)を紹介すると共に、今われわれが積極的に取り組んでいる保存的治療法(神経ブロック法・薬物治療)について概説したい。

   講 師  岐阜大学大学院医学系研究科
  麻酔・疼痛制御学分野 教授 飯田宏樹氏
   と き  2010年10月30日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階


「食後高血糖の古くて、新しい理解と対策」

 日本人2型糖尿病はインスリン分泌不全を特徴とし、インスリン抵抗性が発症や進行の程度に影響を与える。インスリンの基礎分泌と追加分泌はそれぞれ空腹時と食後の血糖値をコントロールしている。初期段階の耐糖能異常は、先ず追加分泌の障害による食後血糖の上昇から始まる。一方、糖尿病になると、血糖上昇で抑制されるはずのグルカゴン分泌が亢進することが古くから知られる。糖尿病治療ではこれらの膵ホルモン異常を同時に考えることが大事であり、最近では双方に対応できる様々な治療ツールが揃ってきたと言える。

   講 師  岐阜大学大学院医学系研究科
  内分泌代謝病態学分野 教授 武田 純氏
   と き  2010年10月2日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階


「医療安全と感染対策」

 今回は、「医療安全と感染対策」というお題をいただいています。医療安全に感染対策が深く関与しているであろうことは容易に想像がつくでしょう。問題は、医療安全に直結するような感染対策が十分に行われていないこと。そのことが自覚されていながら、なぜかできないこと。さらには、その自覚すらされていない部分があるというところにあります。通常の紙芝居的な講演を脱して、一所懸命、この問題について考えてみたいと思います。明日から、どうしたらよいでしょうか。

   講 師  神戸大学大学院医学研究科
  微生物感染症学講座感染治療学分野教授 岩田健太郎氏
   と き  2010年8月21日(土) 午後2時~4時
   ところ  ホテルグランヴェール岐山2階・カルチャーホール
   参加対象  医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士、薬剤師、検査技師、
 ヘルパーその他医療スタッフ


「認知症の理解と対応」

 認知症は200万人を超え、軽度認知障害を加えると成人の約10%が認知機能にハンディをもって生活しており、医療を超える問題となっている。診断のポイントは、1)認知症という状態かどうか、2)認知症と紛らわしい病態の除外、3)認知症の原因疾患の検索であり、治療では、まずtreatable dementiaの治療、進行抑制薬の投与、患者がパニックに陥らないような工夫と対応の指導、デイケア等の利用を勧め家族を極度の疲労から守り虐待を予防することである。

   講 師  岐阜大学大学院医学系研究科
  神経内科・老年学分野教授 犬塚 貴氏
   と き  2010年7月24日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階


「よくある頭痛とまれな頭痛」

 一次性頭痛(機能性頭痛、慢性頭痛)の有病率は30%と報告されており非常に頻度の高い疾患です。片頭痛、緊張型頭痛がその代表ですが、実は鑑別が意外と難しく診断基準もあまり役に立ちません。一方、頭蓋内疾患などに起因する二次性頭痛は、頻度は低いけれど中には生命に係わる重篤な疾患も含まれており、見落とさないよう十分な注意が必要です。
 教科書にはあまり書かれていない、頭痛診断のポイントをお話ししたいと思います。

   講 師  岐阜大学大学院医学系研究科
  脳神経外科学分野教授 岩間 亨氏
   と き  2010年6月26日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階


「救急医療の現場から-GEMITSについて」

 これまでの救急医療における情報工学的な試みは部分最適にとどまってきた。我々が実用化に向けて昨年度から開発をはじめたGEMITSは救急医療体制の全体最適を行うためのシステムであり、内閣府IT戦略本部の医療戦略に適合している。
 GEMITSは、病院ごとにあらゆる情報を収集し蓄積する。また救急車両と救急隊員を、IT武装化する。両者の情報をつなぐことで最適な搬送先を判断し指示を行うための支援を行うとともに、現場からの患者に関連した情報を事前に提供することにより、患者の到着以前に受け入れの準備を整えることを可能とする。

   講 師  岐阜大学医学系研究科
  救急・災害医学分野教授 小倉真治氏
   と き  2010年5月8日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 4階

「よくみる小児の感染症と合併症

 小児の感染症は、日常診療上もっとも遭遇する機会が多い疾患である。通常は一般的に経過し治癒するが、中には合併症を併発する場合がある。今回は小児でよくみる疾患として、インフルエンザ、発疹を来す感染症(突発疹、麻疹、風疹、水痘など)について概説するとともに、経験した合併症の症例を提示し、診療上の注意点などについて述べたい。

   講 師  平野総合病院 顧問・小児科部長 近藤富雄氏
   と き  2010年4月3日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

「自己免疫疾患の初期診断 -総合内科の立場から-」

 全身性の自己免疫疾患は膠原病とも呼ばれ、発熱、関節痛などで発症するものが多くあります。これらを初診時に的確に診断することは困難なことも多く、また感染症との区別には常に悩まされます。最近の免疫学的血液検査は膠原病の診断を容易にしましたが、特徴的な所見がない場合には診断に難渋します。
 今回は、関節痛、発熱などを主訴とする膠原病周辺疾患の実例を紹介しながら、膠原病の診断について考えてみたいと思います。

   講 師  松波総合病院副院長兼総合内科部長 村山正憲氏
   と き  2010年3月20日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

「心臓病治療最前線」

 循環器領域における検査は以前、心臓カテーテル検査がゴールデンスタンダードでしたが、現在では、4次元エコーによる左室定量化、弁逆流および心内膜血流測定、内頚動脈・腎動脈・大動脈のプラーク形態と血流評価が無侵襲かつ正確となりました。さらに128列マルチスライスCTは、わずか10秒で全身の撮影が可能となり、冠動脈造影CTでは当院独自のプロトコールにより従来困難とされていた冠動脈ステント植込後のステント内再狭窄の評価も行えるようになりました。このような最前線の治療をご紹介させていただければと考えています。

   講 師  岐阜ハートセンター院長 上野勝己氏
   と き  2010年1月23日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 4階
医科研究会(09年開催報告)

「糖尿病の日常診療」

 普段の外来診療で、糖尿病療養指導で気を付けていることや、最近増えてきた薬やインスリンの処方などについてもお話する予定です。皆様のご診療のお役に立てれば幸いです。

   講 師  五島医院院長 五島英一氏
   と き  2009年11月14日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

「睡眠障害の臨床」

 睡眠障害イコール、精神的な問題と思われがちですが、メンタルな問題のものとは限らない。また、生活習慣病などの予防医学の面からも睡眠医療は重要で、睡眠障害は不眠だけでなく、「睡眠・覚醒」に関連した疾患であります。国際分類(2005年)では、正常も含め108も挙げられています。睡眠薬を投与して改善しない場合はまだしも、睡眠薬で悪化する睡眠障害の存在にも留意すべきです。症例を供覧し、諸先生の日常診療にお役に立つ情報をお伝えしたいと考えています。

   講 師  岐阜メイツ睡眠障害治療クリニック院長 田中春仁氏
   と き  2009年10月17日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

「日常診療におけるうつ病」

 わが国の自殺者数は11年連続3万人を超え、厚生労働省は自殺率の減少をヘルスケアの重大目標の1つに掲げています。実は、自殺者の約3割はうつ病を中心とした気分障害患者です。したがって、自殺率を下げる1つの方策として、うつ病診療の質・量の更なる向上が挙げられます。しかしながら、わが国のうつ病・うつ状態の推定患者数は300~600万人とも言われており、わが国の精神科医数が1万人余りであることを考え合わせますと、プライマリ・ケア医の先生方のお力をお借りし、うつ病の適切な診断・治療を行っていくことが必要となります。今回は、「日常診療におけるうつ病」と題して、プライマリ・ケアの先生方に知っていただきたいうつ病の知識についてお話しします。

   講 師  岐阜大学大学院医学系研究科
  精神病理学分野教授 塩入俊樹氏
   と き  2009年9月12日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

「褥瘡治療の現状」

 我々の外来には様々な褥瘡患者が通院される。施設入所中で毎日処置を受けている場合、在宅で訪問看護師やデイサービススタッフにより処置を受けている場合、またすべてを家族が行う場合などである。毎回それぞれの褥瘡を診察して感じるのは、創部の診かた、処置、また予防にいたるまで施設によって様々で差が大いにある現状である。今回医療現場の一線で活躍される医師以外のスタッフの方を対象に研究会を持たせて頂くことで、今後差のないスタンダードな治療を患者に提供できるようにしたいと考える。

   講 師  大垣市民病院形成外科医長 森島容子氏
   と き  2009年8月30日(日) 午後2時~4時
   ところ  じゅうろくプラザ 5階大会議室
   参加対象  医師、看護師、薬剤師、栄養士、ヘルパーなど

「H.pyloriの最近の動向」

 2009年1月に6年ぶりに新ガイドラインがヘリコバクター学会より発表されました。H.pyloriの除菌により胃発癌が有意に減少したという知見が改訂に影響したと考えられ、今回の改訂により除菌適応が大きく拡大しています。そこで、今回発表された日本ヘリコバクター学会“H.pylori感染の診断と治療のガイドライン”2009改訂版の内容を概説するとともに、H.pyloriの診断、除菌療法などについてご紹介します。

   講 師  松波総合病院人間ドック健診センター部長 赤井昭文氏
   と き  2009年7月18日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

「診療ガイドラインからみた尿の異常と排尿障害について」

 最近さまざまな領域の診療ガイドラインが作成され日常診療に利用されるなか、泌尿器科領域においても前立腺肥大症、尿路結石、尿路感染症、過活動膀胱、性感染症に続き、血尿、CKDなどのガイドラインも作成されております。そこで日常遭遇する検尿の異常や排尿の異常について、臨床例とともに関連したガイドラインを概説します。また平成20年1月より運用している前立腺肥大症・排尿障害連携パスについてもご紹介します。

   講 師  岐阜市民病院泌尿器科部長 竹内敏視氏
   と き  2009年6月20日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館 3階

「日常診療における眼科疾患の診断・治療について」

 特定健診や健康診断などにおいても眼科的検査として眼底写真撮影や眼圧検査が施行されるようになり、早期の緑内障や白内障などが発見されるケースが多くなっています。この場合、眼底写真や眼圧値をどのように読影・評価すればよいのか、またどのような場合には眼科専門医に紹介すべきなのか、一般診療や健康診断などにおいて遭遇する眼科領域の疾患の診断や治療のポイントについてお話しします。また、最近話題の最新診断機器のご紹介や白内障手術のビデオなども供覧いたします。

   講 師  恩田眼科クリニック院長 恩田鋭治氏
   と き  2009年5月16日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館3階

「日常診療におけるありふれた皮膚疾患の診方と考え方-特に抗アレルギー剤やステロイド外用剤使用上の留意点について-」

 皮膚科領域における日常診療では、湿疹・皮膚炎をはじめ、膿痂疹や白癬、ウイルス疾患などの感染症、角化症や膠原病など多岐にわたるが、今回は特に非専門医のためにありふれた疾患に限定して、診断から治療に至るコツと留意点について言及する。特に、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の選択方法や、その併用についても紹介する。外用剤ではステロイド剤の使用方法と副作用発現予防法(漢方等)や保湿剤の併用にも言及する。

   講 師  岐阜県総合医療センター皮膚科部長 前田 學氏
   と き  2009年4月11日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館3階

「脳卒中地域連携パスについて」

  脳卒中対策として、①発症予防・早期発見、②救急医療・急性期リハビリ、③回復期リハビリ、④慢性期リハビリまでの診療ネットワーク作りが大切で、機能を回復し社会への早期復帰(患者のQOLの向上)が求められる。そのためには地域ごとの脳卒中の医療機関の役割分担を決め、回復期~慢性期リハビリへの切れ目のない移行が大切となる。我々は各医療機関をつなぐ連携パスを作成し、連携パス会議(脳卒中ワーキンググループ)を定期的に開き、パスの内容の改良、検討を行ってきた。今回、岐阜地域の脳卒中連携パスをご紹介する。
         
   講 師  朝日大学歯学部附属村上記念病院病院長 安藤 隆氏
   と き  2009年3月28日(土) 午後2時~4時
   ところ  岐阜会館3階

医科歯科合同研究会(09年開催報告)

「モンスターペイシェント-その生成の背景と対処法」

 社会全体がいま「訴訟社会化」の流れのなかにありますが、保険医協会にもその流れを反映して多くのトラブル相談が寄せられるようになってきています。
 「医療機関トラブル」の増加は、決して偶然などではありません。ちゃんとした背景をもっているのです。そこをつかみ、そして対応法を実際相談のあった実例から学んでいけば、多くのトラブルへの対処は可能です。
 当日は相談のあったもののなかで、「患者とのトラブル」を中心にお話します。とくに遭遇すると医師本人だけでなく、職員も深刻な打撃をうけることになる「モンスターペイシェント」への対処法を詳しく解説します。

   講 師  大阪府保険医協会事務局次長 尾内康彦氏
   と き  2009年6月7日(日) 午後2時~4時
   ところ  ホテルグランヴェール岐山
   対 象  医科歯科会員及びスタッフ