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保険医新聞2月号主張

第43回定期総会でお会いしましょう
 会員の先生方におかれましては「診療報酬引き上げ、患者負担軽減を求める医師歯科医師署名」はじめ種々の署名活動やアンケートなどの協会活動に大いにご協力いただき誠にありがとうございます。診療報酬の本体は0.55%増で決定いたしました。本体マイナス改定との報道を覆す結果となりましたことは先生方の御協力の賜物です。心から感謝申し上げます。さて、来る2月23日(日)、岐阜県保険医協会第43回定期総会が開催されます。

 この一年の間、政府・財界の社会保障抑制政策に対し旺盛に医療改善運動を展開して参りました。直近では診療報酬改定に向け請願署名「花粉症の薬、シップ等を保険医療の対象から外さないでください。」「保険でより良い歯科医療を」に取り組み、大変多くの会員の皆様の協力が得られました。最近の協会活動の中で重要な取り組みの一つは女性医師の就労環境改善などを目的とした女性部の設立であり、協会あげて奮闘しております。日常診療のサポートとして保険点数の問い合わせや個別指導対策、様々な学術講演会、スタッフ研修会、新規開業医講習会、日帰りバスツアー、スキーツアー、作品展などの文化事業や保険医年金、休業保障などの共済活動を行い会員の皆様から多くのご参加ご協力をいただきました。

 当協会は「保険医の生活と権利を守るとともに国民医療の充実と向上をはかること」を目的として活動しております。国民の反対を押し切って消費税は10%に引き上げたにもかかわらず、社会保障費は削減の一途であり、国民の生活に大きな悪影響を及ぼしています。骨太方針2019においては介護保険制度改悪、同2020には75歳以上の窓口負担2割化などさらなる社会保障抑制政策が予定されています。このような医療情勢の中で今回の定期総会では舌鋒鋭く各種マスコミなどで大活躍しておられる同志社大学の浜矩子教授から「小さき者の幸せが守られる経済へ」と題して記念講演をしていただきます。先生は経済活動とは人間の営みであり「人間を幸せにできなければ、その名に値しない」と述べておられます。経済学のお立場からアベノミクスに頼らない日本の進路について示唆に富んだお話を伺えるものと期待しております。

 総会議事においては一年間の活動総括、新年度の活動方針、会計報告が示され、会員諸氏の意見を伺い承認を得、今後の協会活動の方針を決定することを行います。会員の皆様には積極的に会議に出席され、忌憚の無いご意見をいただきたく存じます。会員の皆様の声こそが当協会の発展・活躍の源であることは申し上げるまでもありません。会員、ご家族もお誘いの上、協会の定期総会にぜひご参加ください。心からお待ちしております。

(2020-02)