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保険医新聞2月号主張

第46回定期総会にぜひご参加ください
記念講演「世界で最初に飢えるのは日本
―食の安全保障をどう守るか―」
 2023年2月23日(木・祝)午後1時30分から、岐阜県保険医協会第46回定期総会をグランヴェール岐山にて開催いたします。会員の先生方におかれましては、日夜、コロナ禍のもと、地域医療に奮闘されております事に心より敬意を表しますとともに、年に一度のこの機会、ぜひともご参加いただきますようお願い申し上げる次第でございます。

 昨年はコロナ禍3年目となる一年でありましたが、最前線の現場で必死に命を守り続ける医療機関と患者さんに対する政治の姿勢は、依然として大変冷たいものでありました。診療体制に一層の負担をかける診療報酬改定2022、オンライン資格確認やマイナ保険証実施への強硬な態度、75歳以上の窓口負担の2割化強行など、話題に事欠くことはありませんでした。コロナ禍での感染拡大は留まることを知らず、2023年2月初頭には2日に500人近く、累計で6万人を超える死者数が出るなど、一向に収まる気配がありません。

 また国内外の情勢を見れば、ロシア・ウクライナ間の戦争が勃発、参議院選挙の最中には遊説中の安倍元総理が襲撃され死亡するなど、激動の一年でありました。そのような中、「敵基地攻撃論」の容認と「安保三文書」の閣議決定など、新たな「戦前」への動きもますます強くなっております。社会運動体としての当協会の存在意義はなお一層大きなものになっていくものと考えております。

 さて今回の定期総会では、ウクライナ戦争と記録的な円安で益々危ぶまれる「日本の食の安全」を専門にされている東京大学教授の鈴木宣弘先生をお迎えし、「世界で最初に飢えるのは日本―食の安全保障をどう守るか―」と題してWeb併用にて記念講演を行います。アメリカの勢いに押され軍備増強の声が喧しい昨今ですが、本当の「国防」や「安全保障」とはどういうことか、保守革新の垣根を超えて届く鋭いメッセージを頂く予定です。なお、鈴木先生は大変な人気講師であり、昨年末に過労で体調を崩され録画での配信となりますが(質疑応答のみWebで登場されます)、何卒多くの先生方のご高覧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

(2023-02)