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11.7国会行動
「診療報酬引き上げと患者負担軽減」署名208筆を提出
「薬の保険外し」反対も厚労省に要請
全国から寄せられた6674筆の署名を
国会議員に手渡し
 11月7日、協会はこの間取り組んできた「診療報酬引き上げと患者負担軽減」の要請や、「花粉症の薬、シップの保険外し反対」を求めて国会行動を実施。岐阜協会から篠田副会長、事務局2人が出席した。
 当日は、「薬の保険外し反対署名」を一緒に取り組む大阪協会の厚労省レクチャーのほか、「診療報酬の大幅引き上げ、患者負担軽減を!』国会内集会」などにも出席し、開業医や医療現場の実態を伝える要請行動を積極的に行った。

厚労省「花粉症に絞って考えてない」


 午前に行われた大阪協会「花粉症の薬、湿布の保険外し反対」の厚労省レクチャーには、大阪協会と保団連の役員・事務局のほか、厚労省からは保険局医療課と保険課の事務官2人が出席した。
 健保連の「花粉症のOTC類似薬の保険外し」提言に対して厚労省の事務官は、「改革工程表の『総合的に検討・取り組む』の項目は、来年の骨太の方針に向け検討しているとしか公式には言えない。花粉症に絞っては考えていない。スイッチOTCの観点を厚労省としてどうすべきか真摯に考えたい。」と回答した。出席した役員からは、「花粉症はまさに国民病。新聞報道で既に医師に尋ねる事例も出ており、患者に不安が広がれば医療が困難になる。」と訴えた。

「診療報酬引き上げと患者負担軽減」を議員、厚労省に要請


厚労省の事務官(右2人)に署名を手渡す
篠田副会長
 昼には「医師・歯科医師が訴えます~『今こそ!診療報酬の大幅引き上げ、患者負担軽減を!』国会内集会」に出席。集会には、全国から130人が出席し、国会議員も9人が駆けつけた。
 集会では、出席者から保険収入減少や消費税負担の重さ、材料代や人件費高騰による厳しい医院経営を報告。また、窓口負担の重さに悲観する高齢者の声などもあり、医療現場の実態を交えながら診療報酬引き上げや患者負担軽減の必要性が相次いで報告された。
 医師・歯科医師要請署名は、当日提出分で6674筆を数え、岐阜の208筆も含めて臨席した国会議員に手渡した。
 午後も、厚労省に対し要請と会員署名の提出を行い、県選出国会議員八氏に対しても、11月1日の「財務省の2%台半ば以上でのマイナス改定要求」報道を交えて、厳しさの増す医院経営改善には診療報酬引き上げが不可欠と秘書を通じて要請。篠田副会長も「金パラ高騰と損税負担の重さ」を訴えた。
 協会は2020年度診療報酬改定に向けて、今後も「診療報酬引き上げや患者負担軽減」や「保険で良い歯科医療の実現」「花粉症の薬、湿布の保険外し反対」などを求めて国会行動を行う予定にしている。

(岐阜県保険医新聞2019年12月10日号)